ポプラ矯正歯科ブログ
2012年1月11日 水曜日
豊川市から来院・ポプラ矯正歯科(床矯正)のBlog
「矯正装置のお話 リテーナー」
こんにちは、技工士の鈴木です
遅くなりましたがあけましておめでとうございます
さぁ、今年一発目の矯正装置のお話、
今日は「リテーナー」という装置のお話です
今回で矯正装置のお話は第3話となる訳ですが
第1話、2話に続き、矯正をやったことがない方にとっては
またまた聞いたことのない装置なんじゃないでしょうか
さて、このリテーナーという装置
どんな装置かといいますと
↓↓こんな装置です↓↓
↑QCMリテーナー ↑上にはめる装置 ↑下の装置 ↑レスポンドフィックス
ピンク色のほうが上の歯にはめる装置です
小さなほうが下の歯ににはめる装置です
細いワイヤーが這っているのもありますがそれは後述します
この装置は歯並びをキレイにした後に使います
「え?歯並びキレイにしたのにまだ装置使うの?」
って思いますよね。
そうなんです、まだやることがあるんです
様々な力を加えてキレイな歯並びになるよう、歯を動かします
しかしその後、歯の周りの骨がしっかり固まるまで
動かした歯は元あった状態に戻りたがります
これを「後戻り」といいます
この後戻りを防ぐ役目をするのが
この「リテーナー」という装置なんです
リテーナーは患者さん自分で取り外しできます
使い始めの最初の一年は食事と歯磨きの時以外は
一日中夜眠る時も使っていただきます
一年たったら日中は使わなくてもよくなります
夜眠る時だけの使用です
当医院ではブラケットを外してから最低2年間この装置を使っていただきます
リテーナーを使いだしたら来院間隔も3~4ヶ月に一度になります。
年に3~4回の来院です時間もそんなにかかりません
それに、自分で取り外しが出来るので
大事な場面、スピーチ、お仕事、お写真等のときははずしていただけます
そして、日常から人と接する機会が多い等、見た目を気にされる方には
より目立ちにくいQCMリテーナーという装置もあります
御自身で取り外しできます
このリテーナーは装置の人から見える前歯の部分が銀色のワイヤーではなく
透明なプラスチックのような材質でできています
ワイヤーに比べ強度は若干落ちますがしっかり扱ってくだされば大丈夫です
ほんとに目立ちません
そしてさらに
着脱可能なリテーナーだからこそ
「私ちゃんと使えないかも・・・」と心配な方、
細かな発音が必要となる環境にいる方には、
レスポンドフィックスという装置があります。
(上の画像に細いワイヤーが這っている装置です。)
この装置は自分で取り外しできません
取れてしまうことも稀にあります
取れてしまったら早急に来院してもらわなくてはなりません
そのかわりに発音障害が出にくいです
付けたら付けっぱなしなので装置が付いている限り後戻りを防ぐことができます。
日常生活で装置が人から見えることは殆どありません
以上、リテーナー、QCMリテーナー、レスポンドフィックス
3つの装置を御紹介しましたが、
3つともに共通して言えるのは装置をしっかり使っていただけないと
せっかくキレイにした歯並びが後戻りしてしまう、ということです
しかし来院時間も日常生活での負担もこの装置になると格段に少なくなります
せっかくキレイにした歯並びです、装置をしっかりつかって
一生モノにしましょう
今年もポプラ矯正歯科をよろしくお願いいたします
皆さんがよい一年を過ごせますように